火星大接近 2003

  
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◆◆◆  2003年8月、北海道北広島市にて撮影。
望遠鏡: 口径23.5cm シュミットカセグレン
カメラ: Canon PowerShot A70
(撮影者:Masaki)
◆◆◆ 

(写真をクリックすると大きい画像が見られます↓)

* 8月13日 (23:19) の火星


夜空に赤々と、燃えるような赤銅色。
思わず目を引き寄せられる異様ともいえる輝きです。
* 8月24日 (1:35)の火星


地球に再接近する日は8月27日。ますます大きくなりました。
(写真は撮影倍率が異なるため大きくなっていますが、
実際はここまで大きさの差はありません。)
* 8月26日 (22:18) の火星


再接近の前日26日。夜空もよく晴れ、絶好の火星観測日和。

* 8月13日 (23:05)の月面


月も煌々と照らしていたのに、
火星のあの鮮やかさ。


* 火星大接近観測記
  獅子座流星群に魅せられて私はすっかり星空の虜に。2003年は火星が6万年ぶりに大接近するということで、年明けからもうわくわくしていました。
7月末から観測を開始。我が家から見えるのは夜も更けて真夜中近くのためちょっと辛かったのですが、その甲斐は十分ありました。残念ながら写真はないのですが、7月末頃の火星は大接近といわれる8月よりも極冠が大きく、その姿はまるで頭の白いイクラ状態。それはそれでとても印象的でした。
  さていざ大接近が近づくと火星も早く昇ってきます。家路に帰る道すがら、東南東の空にくっきりと明るく輝く赤い星に多くの人が気づいたことでしょう。
  大接近というだけあって大きさはますます大きく、表面の黒い模様も見分けがつくくらいになっていました。8月中旬の真夜中には、大シルチスと呼ばれるアフリカ大陸のような大きな黒い三角形の模様がはっきりと見えました。
  さてさて火星とつきあったこの2ヶ月。実は天体観測とはお天気と寝不足との戦いだったのです。今年の北海道は7、8月の夜がほとんど晴れず、珍しくくっきりと晴れたかと思うと平日の中日。くたくたに疲れた日だったりすると逆になぜこんな日に晴れたの?とお天気が恨めしいくらいでした。そんなこんなで、それでもこれだけ愉しませてくれた火星大接近。まだまだ9月いっぱいは大きさも十分、火星への夢が続きそうです。



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