よく伸びてツルも2mほど。秋にも返り咲き、四季咲きのつるバラとしても期待大です。何より、北側のこの場所でこんなに元気なんて!可愛い上に頼もしい〜。愛おしさ倍増です。
 咲き始めは赤みがかったオレンジ色。開花直後はアプリコット。咲き進むに従ってクリームイエローから最後は真っ白に。
 どの色合いも魅力的です。

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My Garden 2019

 ガーデンシェッド脇ボーダー・ガーデンの主役はERのジェントル・ハーマイオニー。今年も高貴な花姿を見せてくれました。
 ミルラの香りも花形も色合いもすべてが完璧で清々しい、その名の由来、シェイクスピア「冬物語」の王妃さま、そのものの薔薇です!

 ’エトワールローズ’も’エミリア・プラッター’も、クレマチス専門のナーセリーに初めて注文して取り寄せたクレマチス。
 植えてからもう20年以上にもなるでしょうか。エミリアの元木は太々と直径も4cmくらいにもなっています。
 貫禄十分。信頼性も高く、この先もずっと元気で咲き続けて欲しい大切な2つのクレマチスです。

 ガーデンシェッド前の庭は、実はクレマチスガーデン。薔薇の季節にはクレマチスも一斉に咲き競います。
薔薇も花々も地味な色合いの花が好みの私ですが、クレマチスはこうしてみると意外と派手好み?
華やかな割には冬にはすっかり枯れこんで、お手入れが楽なのもポイント高いクレマチス。植えて置けば忘れた頃に存在感をアピール!我が家のマストアイテムです。


 3年前に植えた我が家では新顔、クレマチス’ミルキーウェイ’。ひと目見て花にも色にも名前にも惚れ込んでしまいました。この優しいミルク色。しかもなんとも言えない薄紫のミルク色!インテグリフォリア系のクレマチスです。

ER 'Princess of Alexandra of Kent'

Roses

レッドコーナーの赤薔薇はイングリッシュ
ローズのTess of the Dubervilles。
深紅の色合いに合うように、
銅葉のスモークトゥリー、
レッドフェンネル、足元には銅葉のアジュガを植えています。

ミシンコーナーを彩るのは、
アンティークな薔薇、RaubritterとLaura Ashley。
日当たりの悪い足元には、クジャクシダ、ニシキシダ、ギボウシ。
台の上には多肉植物とヒューケラを置いて。

 クレマチスは庭のあちこちに。「あなたの薔薇の庭にクレマチスを植えましょう。薔薇と咲く時期が同じというだけでなく、病気も同じなのでお手入れが一緒で楽です」と昔イギリスの園芸誌で見て以来、我が家はクレマチスだらけ。夏の気温が低く薔薇の咲き具合がいまひとつ、なんて年でも、クレマチスの華やかさがしっかり庭をカバーしてくれます。
 薔薇にないブルー系の色合いもクレマチスは豊富。ピンク系の薔薇とクレマチスの青が混じり合うと、夢見るロマンティックガーデンにまた一歩近づいている予感。

ER 'Princess of Alexandra of Kent'

 クレマチス’ミルキーウェイ’が咲くのは、イングリッシュローズ’Princess Alexandra of Kent'の壁面。なかなかうまく2ショットが撮れませんが、後方で咲いているのがわかりますか?
 アストランティア’ローマ’と一緒に、淡い色合いが我が家のピカイチ美人薔薇さんを引き立てます。

Red Garden

 ガーデンシェッド戸口に植えたGhislaine de Feligonde、この場所に馴染んで大きく育ち、見栄えよくなってきました。今シーズンは花付きもよく、シェッドのウェルカムローズとしても大活躍。可憐でいて華やかなオレンジ混じりのクリームイエローがひときわ鮮やかです。

Ghislaine de Feligonde

 ガーデンシェッドへと続く小道は砂利道で、そのうちレンガに変えようと思いつつ、結局このまま。花の季節にはこのひなびた雰囲気もいいかな、とこれからもこのまま???
 ザクザクと音を立てながら小道をたどるのも、花を愛でながらだと楽しいひとときです。

Arch:Paul's Himalayan Musk

Clematis x duranndii

  今シーズン、いきなり我が家にやってきた古ミシン台。前から気になっていたレッドコーナーの背景に活躍してもらうことにしました。古材で白壁を作り、砂利を取り除いてレンガを敷き、それっぽく鉢物を並べると、、、。いつも決まらなかった赤バラの背景が、ちょっとアンティークな雑貨屋さんの雰囲気っぽいと本人は大満足です!

Entrance

 赤薔薇はオールドローズ中心の庭では目立ち過ぎるため、レッドコーナーにまとめました。
 イングリッシュ・ローズのテス・オブ・ザ・ダーバヴィルズ。花付きも樹勢も抜群!レッドコーナーの主役です。なによりトーマス・ハーディのこの小説は私の愛読書。なんど涙したことでしょう〜。花もネーミングも大好きです!

Tess of the Dubervilles

Tess of the Dubervilles

Behind:Raubritter

Laura Ashley

Orange Garden
Garden shed area

Blue:Clematis 'Fujimusume'

Red:Clematis 'Jenny Caddick'

Blue:Clematis 'Rouguchi'

 砂利道の入り口にさりげに咲いているのはクレマチス’プリンセス・ダイアナ’。うちには同じ雰囲気で下向きに咲く’エトワールローズ’があるのですが、やっぱり欲しくて3年前に植えてしまいました。
 まだ本領発揮とはいきませんが、入り口が明るくなりました。

Clematis & Roses

Clematis 'Milky Way'

 クレマチス ・デュランディの青色は深い深い海の青。こんなにも濃い青に合うのは、やっぱり優しいピンク色です。ぴったりの薔薇がありました!イングリッシュローズ’モーティマー・サックラー’、しかも北海道でも大きく伸びるツル薔薇です。入り口のこのエリアは庭の手入れに水やりに、と忙しく往復する庭仕事動線の中心エリア。作業中の足をふと止めて、今日もひとつ、またひとつ、と薔薇とクレマチスの開花の喜びを数えながら通ります。

    2019年は天候もよく外仕事がはかどって、庭にいろいろな造作物が完成しました。
 まずは夫が拾ってきた古いミシン台。見たとたん、もう頭の中はどうしようこうしようと楽しい妄想の渦!砂利道をレンガに変えたり、古材のペンキ塗りをしたり、作業もルンルンとはかどりました。その成果、ご覧下さいね!
 ただのコンクリートむき出しだった玄関前のたたきは、長年の憧れ、レンガ色のタイル敷きになりました。もちろん我が家の左官屋、夫作です。おかげさまで、玄関前の寄せ植えもやっと見栄えがするように。
 そして天候が良いということはもちろん、庭の花も最高です!薔薇もクレマチスも木も花も!そんな最高のシーンをご紹介します!

Red:Clematis 'Princess Diana'

 玄関前が今年、念願のタイル張りになりました!
張ったのは夫。6月末、高名な園芸家がいらした時も、まだつなぎの作業服を着て作業中でした。
でも7月上旬、薔薇の季節にはピッタリ間に合いました。
 玄関前の寄せ植えも、やっと見栄えが。
と、大満足の私です。

 西のメイン・ガーデンはパーゴラ・コーナー。脇のオベリスクにはファンタン・ラトゥールが駆け上ります。色合いも花びらの重なりぐあいも、これぞオールドローズと私がイメージする通りの薔薇。香りもみごとなまでのオールドローズ香です。

Fantin Latour

ER Gentle Hermione

ER Gentle Hermione

 今シーズンは薔薇の当たり年!なんて言葉が出るほど、薔薇には恵まれた天候の年でした。
春先蕾を付ける頃、北海道では例年リラ冷えと呼ばれる寒の戻りで蕾を付けずにブラインドになったり、折角蕾が付いてもポロポロ落ちたり、と神経を使う季節なのですが、今シーズンは暖かく穏やかな5月末から6月でした。

 そして花の季節の6月末から7月初旬!雨も少なく、気温は暖かく、薔薇日和とでも呼びたくなる絶好の開花季節となりました。
輝くように咲いた我が家のとっておきの薔薇をご覧ください!

Clematis 'Etoile Rose'

Rose:'New Dawn'

 クレマチス’エトワールローズ’と’エミリア・プラッター’の咲く東側の壁面は、我が家の一番古い薔薇、アルバ・マキシマがシーズン最初に開花する場所です。マキシマの名残りの花が散ろうとする頃、替わって咲くのがこれらのクレマチス。どのシーンもどの花も、私のお気に入り。

West Garden

West Yellow Garden

ER Teasing Georgia

 ガーデン・シェッド前の庭は黄色を集めたイエロー・ガーデン。主役の薔薇はイングリッシュローズのティージング・ジョージアです。咲き始めの花形の美しさは息をのむほど。ミルラの香りもとても印象的。
 毎年ご紹介しているようにも思いますが、ついついまた選んでしまいました。

West Border Garden

Clematis 'Emilia Plater'

Rosa alba 'Maxima'

East Arch:Paul's Himalayan Musk

ER 'Mortimer Sackler'


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